1月8日説教要約 |
「主にある友との交わり」(Ⅰサムエル18:1-5) 牧師 紺野真和
ダビデとヨナタンから主にある友との交わりを見る。ヨナタンとダビデの心が結び付いたのは、ダビデがペリシテ最強戦士のゴリアテの勝利の報告をサウル王にしている時である。どうして彼らの心は結び付いたのか。それは自分が最も大切にしていることを互いの内に見出したことによる。ダビデとヨナタンとも、何よりも神様を第一にする信仰者であった。信仰の友として結び付いた二人はどのような交わりを築いていったのか。
1,信頼し合う交わり。ダビデはサウル王に命を狙われていて、このまま王の許にいたらいつか殺されると考えていた。そこでヨナタンにサウル王が自分のいのちを取ろうとしているかどうか確認してもらおうとした。ヨナタンはサウル王の心をダビデに知らせる方法を伝えた。ヨナタンは必ずダビデに伝えると約束をした。ダビデはヨナタンの約束を微塵も疑わなかった。
2,精一杯仕え合う交わり。ヨナタンは父サウルからダビデへの思いを知ろうとした。すると、サウル王は息子ヨナタンに槍を投げつけて殺そうとした。ダビデを助ければ自分が殺されるかもしれない状況であったが、ヨナタンはダビデにサウル王の心を伝え、ダビデを救出した。その後、二人は抱き合い涙を流して別れた。
3,励まし合う交わり。この後ダビデは荒野を逃げ回る。しかしサウル王は執拗にダビデを付け回した。ダビデが精神的にも霊的にもまいっている時であると思うが、ヨナタンは荒野にいたダビデの許に行きダビデを励ました。「サウルの息子ヨナタンは、ホレシュのダビデのところに行って、神によって励ました」(Ⅰサム23:17)。
ダビデとヨナタンの交わりは永遠には続かなかった。ヨナタンがペリシテ軍によって倒される時までであった。しかし、彼らは神様に与えられた期間、ともに交わりの恵みに生きた。
クリスチャンの友との交わりは、クリスチャンに与えられた神様の恵みである。今、私たちに与えられている恵みを大切にしよう。