5月28日礼拝説教要約 |
「約束の聖霊」(エペソ1章3~14節)
紺野真和
1,神の民であるしるし。神は、神の民とアブラハム契約を結ばれた時、主の民に契約のしるしとして割礼を施すことを命じられた。旧約時代にイスラエルの民は割礼を通して自分たちが神の民であることを覚えた。イエス様の十字架によってもたらされた新しい契約のしるしは割礼ではなく、聖霊である。パウロは「御霊による心の割礼こそ割礼だからです」(ロマ2:29)と語る。また、「このキリストにあって、あなたがたもまた、・・・約束の聖霊によって証印を押されました」と聖霊が神の国の民であることのしるしであると語る。クリスチャンには神の国のしるしとして聖霊が与えられている。
2,聖霊の働き。神の国の民のしるしとして与えられた聖霊なる神様は、クリスチャンに大きな働きをなさる。第一にクリスチャンを肉の欲から解放し、クリスチャンの内に聖霊の実(愛、喜び、平安、・・)を結んで行き、キリストに似た者へと造り変えて行く事、聖化させて行く事である。このことは、神様が宇宙を創造される前から決定していた大切なことである。「神は、世界の基の据えられる前から、この方にあって私たちを選び、御前に聖なる、傷のない者にしようとされたのです(聖化の事)」とある。聖霊なる神様の第二の働きは、クリスチャンを神様の子どもとする事である。イエス様は父なる神様の実子あるが、聖霊はクリスチャンを養子として下さった。それはただ立場上のことではなく、生きた交わりの伴うものである。「あなたがたは、人を再び恐怖に陥れる、奴隷の霊を受けたのではなく、子とする御霊を受けたのです。この御霊によって、私たちは「アバ、父」と叫びます」(エペソ8:15)。これらの聖霊の働きは、私たちが聖霊に従って生きて行く時に達成されて行く。
日々、「御霊によって歩みなさい」(ガラテヤ5:16)の言葉を聞いて行きましょう。