祝福を与える者

　「直ぐな人の祝福によって、町は高くあげられ、
　　　　　悪者の口によって、滅ぼされる。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　箴言１１章１１節
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　先日、「教会増殖ネットワークバルナバ役の集い」で、和歌山のS先生から、とても励まされるお証をお聞きしました。
あるとき、先生の牧会している地域の紀ノ川に沿って、町々の祝福を祈りつつ車で走ったそうです。
それが、あるとき和歌山県全体をぐるりと一回りする計画へと発展し、この夏は、なんと全国津々浦々（沖縄を除く）を海岸線に沿って、教会の兄姉4人で運転を交代しながら回ってこられたとのことでした。
山形にも、鶴岡、酒田の方面を走りましたと話されていました。
　主イエス・キリストは、罪人の私たちを祝福するためにこの世に来てくださいました。
さばくためにではなく、救うために来てくださったのです。
即ち、キリストの十字架の死と復活によって、罪の赦しと永遠のいのちにあずかれる真の祝福の道を与えてくださいました。
そして、私たちはみな、その主キリストにあって、その祝福を受け継ぐ者としてくださったのです。
その意味では、私たち自身が今現実に、その祝福にあずかることができるのは、私たちが知らないところで、知らないときに、だれかがその祝福をもたらす祈りをささげてくださったからに他ならないのです。
　私たちは、日々様々な人との出会いがあります。
私たちもまた、行く先々で、真の祝福をもたらす者となりたいと思います。
「悪をもって悪に報いず、侮辱をもって侮辱に報いず、かえって祝福を与えなさい。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのだからです。」＜Ⅰペテロ3:9＞　
牧師　鳥居　完次