2007年 09月 23日
人になった神 |

最近観たのはイエス様の生涯を映画にした『ムービー オブ ジーザスI~IV』です。
監督ロジャー・ヤング、出演陣にジェレミー・シスト,ゲイリー・オールドマン、VFXを多用した映像で演出や迫力もしっかり"映画"していて楽しめました。
(聖書の記載に対してちょっと脚色が多いので"あれっ?"と思う部分もありましたが。)
イエス様を題材にした作品はたくさんありますが、私はこの映画に新鮮な感覚をおぼえました。
作中のイエス様は、ふざけて弟子たちにいたずらしたり、弟子たちを踊りに誘ったり、仲間同士の争いを真剣に仲裁したり、本気で笑ったり悲しんだりと、とても気さくで人間的なのです。
イエス様が人として人の交わりの中で生きておられたことを実感できたような気がしました。
もし、【神になった人】のことなら、人間的なエピソードを描いても新鮮さも何もありません。
その人はもともと人なのですから当たり前のことです。
むしろ神がかりなエピソードでも描いた方がお話として成り立つでしょう。
しかし【人になった神】が人と同じ感情を持たれ、共に笑い・悲しみ・怒り・生活されたなら、それは不思議で新鮮で大変な話題になります。
そしてその神である方が私の人間的な気持ちに共感してくださった上で、【あなたと共にいます】と言ってくださるのです。
キリスト(イエス様)は神の御姿である方なのに、
神のあり方を捨てられないとは考えず、
ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられました。 聖書
(教会学校教師)
by ybible63
| 2007-09-23 00:38
| ★読み物