2007年 01月 18日
今やいつくしみの時 |
「あなたは立ち上がり、シオンをあわれんでくださいます。今や
いつくしみの時です。定めの時が来たからです。」
詩篇102篇13節>
人生はなんと短く、しかも悩み苦しみに満ちているものでしょうか。
そしてそれは、結局はその本人にしか分かり得ない実に個人的なものでもあります。
「私はやせ衰えて、屋根の上のひとりぼっちの鳥のようになりました。」(詩102:7)と詩篇作者は言っています。
希望がなく絶望的で、「青菜のように打たれ、しおれています。」(詩102:4、11)とさえ言っています。
しかし、ここに主にあって素晴らしい希望の約束があります。
何故なら、その約束の主は永遠の主権者であるからです。
「すべてのものは衣のようにすり切れます。……しかし、あなたは変わることがなく、」(詩102:26、27)とある通りです。
では、何が変わらないのでしょうか。
それは、私たちに対する「あわれみ、いつくしみ」(詩102:13)の御手です。
しかしながら、時として私たちはそれを実感できないのです。
まじめに一生懸命信仰生活をしているはずなのに、どうしてこうも裏目裏目に事が運ぶのかと思えることもあります。
しかし、主はその裏でせっせと事(準備)を進めておられるのです。
まさに、「私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくださいます。」(詩23:5)とある通りです。
食事の準備は、普通見えないところでなされるからです。
従って、今もしあなたが悩み苦しみの真っ只中にあるなら、今こそ主が事(あなたを恵もうとの準備)をなしておられるのです(詩102:13)。
「まことに、私のいのちの日の限り、いつくみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。」(詩23:6)
牧師 鳥居 完次
by ybible63
| 2007-01-18 09:24
| ★読み物