お金で買えないもの

　「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、
　 世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして
　滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」(ヨハネ３章１６節)　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　「お金があれば、何でも手に入れられる」というようなことを、ライブドアの堀江前社長が言っていました。
しかし、少し考えればこの世の中には、お金で買えないものがあることはだれでもわかります。
ノルウェーの詩人アルネ・ガールゴルグが言いました。
「パンは金で買えても　食欲は金で買えない。薬は金で買えても　健康は金で買えない。ベッドは金で買えても　安眠は金で買えない。化粧品は金で買えても　真の美しさは金では買えない。友達は金で作れても　真の友情は得られない。使用人は金で雇えても　使用人の忠実さは金では得られない。」
ところで、この行き着くところはどこにあるのでしょう。
恐らくこうでしょう。
「肉体のからだはお金で治せても　まことのいのちはどんなにお金を積んでも得られない。」
しかし、この「まことのいのち」「永遠のいのち」を私たちに与えてくださるために、神が私たちのために計り知れない代価を払って買い取ってくださったと、冒頭の聖書のみことばは教えてくれます。
それ故に、その「まことのいのち」はただ信じることによって与えられるものなのです。
なんと素晴らしいことでしょうか。

　「人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、　
　何の得がありましょう。」(マタイ16：26)　

(牧師　鳥居　完次)