5月5日説教要約 |
~先主日のメッセージ要旨~
「弟子達への教え」(マタイ23:1~12) 牧師 紺野真和
イエス様は三つの譬話を通して宗教指導者たちに、神の国はあなたがたから取り去られ、イエス様をメシアとして信じる者に与えられることを伝えた。この譬話は、これから起ころうとしている事を伝えるだけではなく、彼らの悔改めを願ったものでもあった。残念ながら彼らは拒否した。そこでイエス様は彼らに「わざわいだ、偽善の律法学者、パリサイ人。・・・・」(23:14~36)と痛烈な言葉を語り悔改めを願う。しかし彼らは心を頑なにした。今朝の箇所は、その間にあり、イエス様が宗教指導者たちを反面教師として挙げて教えられた事である。
1.言行不一致。彼らは聖書を立派に人々に教えた。しかし自らに当てはめることはなかった。後にパウロはユダヤ人たちの事を「どうして、他人を教えながら、自分自身は教えないのですか。盗むなと説きながら、自分は盗むのですか。・・・・」(ローマ2:17~23)と語った。イエス様は弟子たちに自らに聖書の言葉を適用するように勧めた。
2.偽善。彼らは人々に称えられる事を求めて行動をしていた。当時ユダヤ人が祈る時に、御言葉を覚えるために額と腕に付けていた箱の大きさを大きくしたり、衣の房を長くすることで立派な信仰者であると人々に見せた。イエス様は弟子たちに、自分が褒められたいためではなく、ただ主をそして人々を愛し行動するように勧めた。
3.持ち上げられることを好む。彼らは人々から先生と呼ばれることを好んだ。そこでイエス様は弟子たちに「先生と呼ばれてはいけません」と言った。「先生」が禁止用語であるということではなく、先生と呼ばれることで高慢になり、自分が特別な存在であると錯覚しないようにという事である。その後でイエス様は、すべてのクリスチャンが平等であることを教えるために「あなたがたは兄弟だからです」と語られた。
4.「仕える者になりなさい」と5.「自分を低くしなさい」はマタイ20章24節以降、18章1節以降で学んだ。
これらのイエス様の教えを通して自分の姿を見つめてみよう。