4月9日礼拝説教要約 |
「主の復活」(マタイ28章1~10節) 牧師 紺野真和
多くの人は死者の復活は信じられないと考える。弟子達にとっても信じがたい事であった。彼らがどのようにして信じるようになったのかを見る。
1,空の墓。イエス様は死後、アリマタヤのヨセフの墓に葬られた。三日目の日曜日の朝、女性達はイエス様の体に香料を塗るために墓に行った。彼女たちは墓の中にイエス様の体がないことを見た。マグダラのマリアは墓を塞ぐ石が転がしてあるのを見た時、イエス様の体が盗まれたと早とちりし、弟子達に伝えに行った。ペテロとヨハネが墓に行き墓の中を見た。彼らはイエス様の体は墓にはなく、イエス様の体を包んだ亜麻布と布だけがあるのを見た。その後、マグダラのマリアも墓の中にイエス様の体がないことを見た。この事は弟子達が墓に行けば何度でも確認することができた事実であった。
2,顕現。最初、復活されたイエス様はマグダラのマリアに現れた。次に女性たちに、続いてペテロに姿を現された。その日の夕方、エマオに向かっていた二人の弟子に現れた。彼らはエルサレムに戻りそのことを使徒たちに伝えた。するとそこにイエス様が現われた。次の日曜日トマスのためにトマスを含む使徒たちに現れた。使徒たちは疑り深い人であった。トマスは、自分は「釘の跡に指を入れ、その脇腹に手を入れて見なければ、決して信じません」と言った。また、彼らは一度復活されたイエス様を見て信じられたわけではなかった。何度かイエス様に会った後でも疑う弟子たちがいたと聖書は記している。その彼らがはっきりと信じることができるように、イエス様は40日に渡って確実な証拠をもって彼らに復活したことを示された。
今、私たちは弟子たちのようにイエス様の墓を見ることも、自分の目で復活されたイエス様を見ることもない。それでは信じられないのか。使徒の働きに、大勢の人々が弟子たちの証言を通して信じたことが記されている。今日、私たちは聖霊が教えて下さる聖書を通してイエス様の復活を信じるように導かれている。
イエス様の復活によって、イエス様が神であることが全世界に明らかにされた。