9月8日説教要旨 |
~先主日の礼拝メッセージ要旨~
信仰のレースをイエスと走ろう<ヘブル12:1~2>
牧師 鳥居 完次
信仰生活において、自分と主なる神との関係がどうなっているのか点検することは大切である。それを確かめ、修正する機会へと導く大切なメッセージが<ヘブル12:1~2>にある。
1.自分の前に置かれている競走を、忍耐をもって走り続けよう<1>。神の国の民全員に参加が求められ、各自の前に置かれている道のりを自分のペースで走り切る信仰のレースである。更に、「忍耐をもって走り続けよう」という勧めは(10章19節以下の主張の上に11章の信仰者列伝があり、その延長線上に12章1節があることからして)、「全き信仰をもって真心から神に近づこう」<10:22>と重なっている(言い換えることができる)。だからこそ、
2.信仰の創始者であり完成者であるイエスから、目を離さないでいなさい<2>―→この勧めに意味がある。主イエス・キリストは「全き信仰(信頼関係)」の原型、原点であり、ご自分の前に置かれた信仰レースを完全に走り切った信仰の完成者であられる。それ故に、信仰の真の勝利者として、神の御座の右に着座されている。では、主イエスと私たちとの位置関係はどのようであろうか。遠く離れたところから手招きしておられるのか、少し離れたところから応援しておられるのか。否、主イエスの方から各自の信仰レースの現場に「助け主」が来られ、二人三脚のように(肩に手をかけて)伴走してくださっている。驚くべき神の愛である。しかし、私たちはこの事実をいとも簡単に見失ってしまう。だからこそ、霊の目をしっかり開いて(信仰の創始者であり完成者であるイエスから目を離さないで)、一人ひとりの前に置かれている信仰レースを、最後まで主イエスとともに走り続けていきたい。