4月28日説教要旨 |
いつもいつまでもともに<Ⅰテサロニケ5:1~18>
牧師 鳥居 完次
Ⅰテサロニケの代表的な聖句である「いつも喜び、絶えず祈り、すべてに感謝する」<5:16~18>の根拠が、<Ⅰテサ5:10>にある。ここに、キリストの福音のすべてが含まれている。
1.<10>に示されているキリストの十字架と復活による恵み。主イエスが私たちのために十字架にかかり三日目に復活してくださったのは、私たちがいつもいつまでも主とともに生きるようになるため。つまり、壊れてしまった神との関係を、本来の姿に戻して下さるためであった。同時にそれは、私たちがいつもいつまでも「最愛の人」「大切な人」とともに、生きるようになることができるということでもある。とは言え、その完全な実現は先のこと。しかし、その日その時(主の再臨)は必ず来る。これこそが、本当のキリストの福音である。
2.<10>に包み込まれているキリストの再臨による希望の福音。その何よりの根拠は、パウロに与えられたキリストの再臨に関する主ご自身からの言明である。「私たちは主のことばによって、あなたがたに伝えます。‥‥すなわち、号令と御使いのかしらの声と神のラッパの響きとともに、主ご自身が天から下って来られます。そしてまず、キリストにある死者がよみがえり、それから、生き残っている私たちが、彼らと一緒に雲に包まれて引き上げられ、空中で主と会うのです。こうして私たちは、いつまでも主とともにいることになります。」<4:15~17>。主イエスが私たちのために十字架にかかり復活されたのは、私たちが生きていてもたとえ死んでしまっても、主とともに(最愛の人・大切な人とともに)生きるようになるためだったのである。この真理のみことばをもって、互いに励まし合っていこう。