2019年 04月 19日
3月3日説教要旨 |
「主の晩餐」(マタイ26章17節~30節)
牧師 紺野 真和
イエス様は弟子たちと最後の過ぎ越しの祭りを祝うためにエルサレムにやって来た。この祭りは神様がモーセを通してエジプトで奴隷であったイスラエルの民を救い出した事に由来する。過ぎ越しの祭りで最も重要な事は過ぎ越しの食事であった。イエス様は過ぎ越しの食事を弟子たちと共にした。その時弟子たちに後にクリスチャン達によって持たれるようになる聖餐式の形を示唆し、聖餐式の意味を教えられた。聖餐式の意味とは何か。弟子たちに杯をお与えになる時、イエス様は「この杯は、あなたがたのために流される、わたしの血による、新しい契約です。」(ルカ22章20節)と言われた。神様は預言者エレミヤにイスラエルの民が古い契約を破ったので、新しい契約を結ぶと言われた。(エレミヤ31章31~34節)古い契約とは律法を守れば救われるというものであり、新しい契約とはイエス様を信じれば罪赦され救われるというものである。そして古い契約は動物の血によって結ばれたが、新しい契約はイエス様の十字架の血によって結ばれた。私たちは聖餐式の時に古い契約が破棄され、イエス様の十字架の血によって結ばれたイエス様を信じるだけで罪赦され救われるという事を覚える必要がある。更にイエス様は弟子たちに「今から後、わたしの父の御国であなたがたと新しく飲むその日まで、わたしがぶどうの実からできた物を飲むことは決してありません」と言われた。この時、イエス様は天国で弟子たちと持つ祝宴を思い描いていた。私たちも聖餐式の時、将来のイエス様の大祝宴を覚える必要がある。ユダヤ人達は一年に一度持たれる過ぎ越しの食事をとても大切にし、最後に「来年はエルサレムで」と言い続けた。私たちも聖餐式を大事にし、毎月聖餐式から歩みだそう。
by ybible63
| 2019-04-19 11:25
| ★礼拝説教要約