6月3日説教要旨 |
「励まされたパウロ」(使徒の働き18章1節~17節)
牧師 紺野 真和
アテネでの宣教を終えコリントにやって来たパウロは力強く、燃えていたのかというとそうではなかったようである。コリント人の手紙第一に「あなたがたといっしょにいたときの私は、弱く、恐れおののいていました。」と記されている。神様はこのパウロを励まされた。
1、交わりを通して。コリントに来たパウロは奇しくも、クラウデオ帝の命令によってローマから退去されたクリスチャン夫婦アクラとプリスキラに出会った。彼らはパウロより前にコリントに来ていた熱心なクリスチャンであったのだろう。彼らはパウロと意気投合し彼の役に立ちたいと願い一緒に住むことになった。パウロはアクラとプリスキラ夫婦の主にある豊かな交わりを通して励ましを受けたのであろう。又、この後、宣教協力者であったシラスとテモテが合流した。彼らとの交わりもパウロを励ましたであろう。
2、みことばを通して。主はパウロに「恐れないで、語り続けなさい。黙ってはいけない。」と語られた。恐れないでと語られた神様は、恐れる必要のない理由も語られた。第一は「わたしがあなたとともにいる」ということである。全知全能の主が共におられるということはどんなに励ましに満ちたことか。主は大宣教命令を語られた時にも同じように言われた。主は宣教する者と共におられる。第二に「この町には、わたしの民がたくさんいるから」ということである。すなわち救いに与る人々がたくさんいるということである。この言葉はどんなにかパウロを励ましたことか。主は私たちにも「この町には、わたしの民がたくさんいる」と言われる。私達は、その言葉を受け止め宣教に当たる必要がある。
主にある兄弟姉妹との交わりを通して、みことばを通して励まされ、宣教して行こう。