4月22日説教要旨 |
「ピリピ伝道」(使徒の働き16章6節~15節)
牧師 紺野 真和
第一次伝道旅行を終えたパウロは、第二次伝道旅行に出発した。しかし、伝道旅行に出発することは大変なことであったと思われる。なぜなら、先の伝道旅行でパウロは迫害され石打ちにあいそうになったり、実際に石打ちにされたこともあった。その他、使徒の働きには記されていないが第二コリント11章23節を見ると、様々な困難が彼を襲ったことが分かる。そしてこれからの伝道旅行でも様々な困難に襲われることが予想された。しかし、パウロはそれらの困難を顧みずに、伝道旅行に出発した。彼をそこまで押し出したものは何だったのだろうか。それは自分のような者を赦してくださった神様の愛に対する応答であった。私たちの教会は今年宣教70年を迎える。70年前にジョセフ・G・ミーコ先生ご家族が、家族との別れ、嵐の中の航海など、様々な困難を乗り越えてこの山形の地に来て下さった。その思いは、何とか日本人に神様の愛を伝えたいというものであった。
さて、パウロは最初アジアの首都であるエペソに伝道しようと考えたようであるが、聖霊に道が閉ざされて、マケドニヤ州のピリピで伝道することになった。そこには、ユダヤ人の会堂がなかったので、安息日に、神を敬う人々が集まっていた川岸に行き、女性たちに福音を伝えた。その結果、最初に紫布の商人であるルデヤが信仰を持った。そしてその後、その家族が信仰を持った。それからピリピ人への手紙を見ると分かるが、多くのピリピの人々が真の神様を信じるに至った。ミーコ宣教師も山形の地で最初子供たちに、そして婦人たちに、そして学生たちに福音を伝えた。その結果、人々が救われて行った。あれから70年が経ち、今の教会がある。これからも神様の福音を伝え続けて行こう。