4月16日説教要約 |
牧師 鳥居 完次
イースターは、キリストの十字架に続く復活を祝い覚える日。それこそ、パウロが最も大切なこととして伝えた、「聖書の示すとおりに三日目によみがえられた」福音の真髄である。
1.旧約聖書の示すとおりに三日目によみがえられた。預言者ヨナのことが思い浮かぶ。確かに主イエスは、ヨナを引き合いに出して、ご自分の十字架と復活のことを語られた<マタイ12:40>。そして、特に弟子たちには、遠回しでなく直接的に三回にわたって語られた<マタイ16:21、17:22~23、20:18~19>。故に、「聖書の示すとおりに三日目に‥‥」とは、
2.主イエス・キリストの語られたとおりに三日目によみがえられた。と言い換えることができる。聖書(神のことば)が人となってこの世に来られたお方は、なんとすごいお方なのか。つくづく感じ入ってしまう。しかし、ある意味ではこれは、過去に起こった主イエスの大いなるみわざを、聖書のみことばを通して追随していく作業と言えなくもない。もちろんそれは、信仰の確信を更に更に深めていくすばらしい営みである。とは言え、復活の事実は、私たちにとって過去の問題ではない。未来のすばらしい約束というだけのものでもない。現在のことである。「しかし、朽ちるものが朽ちないものを着、死ぬものが不死を着るとき、『死は勝利にのまれた』としるされている、みことばが実現します。」<Ⅰコリ15:54>。即ち、今や誰でも現実の肉の体が復活の主を着る(信じ受け入れる)ことによって(復活の主が内に住まわれることによって)、確かに死に対する完全な勝利が実現していることがわかる、と言う約束である。復活の主を心に信じ、圧倒的な神ご自身の力を日々味わっていきたい。