10月23日説教要約

主があなたとともにある＜ヨシュア１：１～１１＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　牧師　鳥居　完次
　聖書は「愛の書」。当然、本日の＜ヨシュア1:1～11＞にも「神の愛」が噴き出ている。
　１．立って、渡って、行け＜1～2＞。これは、「モーセが死んだ後、‥‥ヨシュアに」告げられた命令である。即ち、モーセからヨシュアに役目が転換していることを意味している。つまり、律法を代表するモーセからまことの救い主イエス・キリスト（イエスはヨシュアのギリシャ語読み）への大転換である。確かにその通り、まことのヨシュアである主イエス・キリストがこの世に（立って、渡って）来てくださり、十字架と復活のみわざによって、罪からの救い（死からの勝利）をもたらしてくださった。ここに、神ご自身の愛が私たちに注がれている。それ故に、私たちもまたしっかりと立って、まことのヨシュア（主イエス・キリスト）に従い、約束の地（天の御国）に渡って行く（向かって進んで行く）ことができる。
　２．あなたがたが足の裏で踏む所はことごとく与えられる＜3＞。これこそ、救い主イエス・キリストの来臨（誕生）によって文字通りもたらされた祝福である。主イエスの誕生は、「インマヌエル」（神は私たちとともにおられる）＜イザヤ7:14＞の成就であり、今やその名を信じる者のうちに、まさにその名の通りのお方としておられることがわかる。それ故に、この＜3＞の約束が完全な形で保証されているのである。即ち、私たちが実際に体験する現場において、恐れと不安との戦いに完全勝利できる。「あなたの神、主が、あなたの行くどこにでも、あなたとともにある。」、それ故に「恐れるな。強くあれ。雄々しくあれ。」。この事実を何度も何度も確認せよ。それが、「あなたがたの足の裏で踏みしめる」ことである。