2016年 08月 26日
7月10日説教要約 |
永遠のいのちを与える契約<創世紀17:1~8>
牧師 鳥居 完次
聖書は「愛の書」、どこを開いても「愛」が登場。その事実を<創>から順に確かめたい。
1.「愛」は「あ:あなたに、い;いのちを」と表現できる。まさに神(永遠)のいのちを人に与えてくださるために、神は天と地を創造された<創1:1、2:7>。しかも、この「いのち」は「神のかたち」としての「いのち」である<創1:26>。即ち、神が天地を造られ地上に人を置かれた目的は、神の栄光を現わすべく神の代理として地を支配するためである。
2.罪よって「いのち」は失われ、管理を委託された土地はのろわれたものとなった<創3:17~19>。とは言え、土地そのものが悪しきものになったのではなく、人との関係において土地がのろわれた、ということである。即ち、本来この地上の土地は、互いに平和と平安をもって生活するための基であった。しかし、人の罪故にそれが争いの基となってしまった。
3.神は、ひとりの人アブラハムを選び出し、その子孫に祝福を与えると約束された<創17:1~8>。この契約は、究極的には、人が罪によって失ってしまった「いのち」とともに、のろわれてしまった「土地」を刷新するという内容である。即ち、今や、その契約の条件にある「全き者」である神の御子イエス・キリストが到来し、キリストの十字架と復活の贖いのみわざにより、キリストと同じ復活のいのち(永遠のいのち)に与る回復の道が用意された。その意味で、主なる神がアブラハムとその子孫に永遠の契約として与えると約束された地こそ、神の御国に他ならない。故に、私たちはアブラハムの直接の子孫ではないが、アブラハムの信仰を継承することによって、キリストの福音に与ることができる<ガラ3:7~9>。
by ybible63
| 2016-08-26 09:40
| ★礼拝説教要約