2015年 09月 03日
8月16日説教要約 |
「共におられる主」(出エジプト記3章1~12節)
牧師 紺野 真和
モーセはヘブル人なのにエジプトの王女の子として育てられた。当時ヘブル人はエジプトの奴隷であった。ある日モーセは自分がヘブル人であることを強く意識し同胞を救うために立ち上がった。彼には、王宮で育ち学問と戦術を身に着けた自分こそが同胞を救うことができるという思いがあったであろう。モーセは同胞を鞭打つエジプト人を打ち殺した。次の日救世主気取りで様子を見に行った。するとヘブル人同士が争っているのを見た。モーセが注意をすると「だれがあなたを私たちのつかさやさばきつかさにしたのか。あなたはエジプト人を殺したように、私も殺そうと言うのか」と言い返された。その時彼はエジプト人を殺したことが知られ、エジプトの王もその事を知っていると考え、必死にミデヤンの地に逃げた。そしてそこで結婚し羊飼いをして過ごした。その地での彼の心境は息子につけた名前から分かる。息子の名前はゲルショムと言い、私は外国にいる寄留者だという意味である。彼は、ここが自分の本来の居場所とは考えていなかった。彼は自分の使命はヘブル人を救う事と考えていた。しかし立ち上がることは出来なかった。それには二つの理由があったであろう。まず彼は、ヘブル人が互いに争っている事、彼らが自分をヘブル人のつかさとして認めない事から同胞救出はとてつもなく大変な働きであることを知らされた。以前は働きの大変さを考えていなかったであろう。更に彼は自分の弱さを知らされた。モーセは一目散にミデヤンの地に逃亡したことを通して、自分の弱さをはっきりと知らされた。この時、彼は立ち上がりたくても働きの困難さ、自分の弱さを知らされた故に立ち上がれなかった。しかし神様はその彼に「わたしはあなたと共にいる」と言われた。その言葉はモーセを支えた。
牧師 紺野 真和
モーセはヘブル人なのにエジプトの王女の子として育てられた。当時ヘブル人はエジプトの奴隷であった。ある日モーセは自分がヘブル人であることを強く意識し同胞を救うために立ち上がった。彼には、王宮で育ち学問と戦術を身に着けた自分こそが同胞を救うことができるという思いがあったであろう。モーセは同胞を鞭打つエジプト人を打ち殺した。次の日救世主気取りで様子を見に行った。するとヘブル人同士が争っているのを見た。モーセが注意をすると「だれがあなたを私たちのつかさやさばきつかさにしたのか。あなたはエジプト人を殺したように、私も殺そうと言うのか」と言い返された。その時彼はエジプト人を殺したことが知られ、エジプトの王もその事を知っていると考え、必死にミデヤンの地に逃げた。そしてそこで結婚し羊飼いをして過ごした。その地での彼の心境は息子につけた名前から分かる。息子の名前はゲルショムと言い、私は外国にいる寄留者だという意味である。彼は、ここが自分の本来の居場所とは考えていなかった。彼は自分の使命はヘブル人を救う事と考えていた。しかし立ち上がることは出来なかった。それには二つの理由があったであろう。まず彼は、ヘブル人が互いに争っている事、彼らが自分をヘブル人のつかさとして認めない事から同胞救出はとてつもなく大変な働きであることを知らされた。以前は働きの大変さを考えていなかったであろう。更に彼は自分の弱さを知らされた。モーセは一目散にミデヤンの地に逃亡したことを通して、自分の弱さをはっきりと知らされた。この時、彼は立ち上がりたくても働きの困難さ、自分の弱さを知らされた故に立ち上がれなかった。しかし神様はその彼に「わたしはあなたと共にいる」と言われた。その言葉はモーセを支えた。
by ybible63
| 2015-09-03 16:54
| ★礼拝説教要約