2014年 08月 28日
8月24日説教要約 |
目を上げて見渡す<創世記13:1~18>
牧師 鳥居 完次
身の回りに起こる様々な問題にどう向き合うのか、対処するのか、そこに信仰の姿勢が問われる。アブラムとロトとの間の問題に対して、彼らはどのように解決しようとしたのか。
1.アブラムの解決法<8~9>。穏便に別れ話を持ちかけたが、このときアブラムは、年長者として当然あった選択権をロトに譲った<8~9>。それこそ、信仰のなせる業である。自分でジタバタしないで主に委ねていくなら、主は最善をなしてくださるという信仰である。実は、アブラムはそれを、主に信頼せずに勝手にエジプトへ行き失敗した経験を通して学んだのである<12:10~20>。主のあわれみによってカナンの地に戻ったときの祈りは、アブラムにとって悔い改めの祈り、自分の信仰姿勢の再確認のときだったのであろう<4>。
2.ロトの解決法<10~11>。ロトは、これまでずっと、アブラムと行動を共にしていたのであるから、アブラムから信仰の感化を受けていたはずである。しかし、ロトの霊的感性は鈍かった。主に頼るのではなく、自分の判断に頼るというのが、ロトの関心事であったようだ。それが「目を上げて‥‥見渡すと」<10>というところに表れている。興味深いことに、この表現は、主がアブラムに仰せられたことばにもある<14>。しかし、同じ「目を上げて見渡す」のも、自分がしようとしていること(自分がしたいこと)を探るためにするのと、神がなさろうとしていること(神がさせたいこと)を探るためにするのとでは、天と地の差がある。そのために大切なことは、行く先々で主に祭壇を築く(祈り)姿勢がアブラムにあった(自分勝手に行動したエジプトではなかった)ことである<12:7~8、13:4、18>。
牧師 鳥居 完次
身の回りに起こる様々な問題にどう向き合うのか、対処するのか、そこに信仰の姿勢が問われる。アブラムとロトとの間の問題に対して、彼らはどのように解決しようとしたのか。
1.アブラムの解決法<8~9>。穏便に別れ話を持ちかけたが、このときアブラムは、年長者として当然あった選択権をロトに譲った<8~9>。それこそ、信仰のなせる業である。自分でジタバタしないで主に委ねていくなら、主は最善をなしてくださるという信仰である。実は、アブラムはそれを、主に信頼せずに勝手にエジプトへ行き失敗した経験を通して学んだのである<12:10~20>。主のあわれみによってカナンの地に戻ったときの祈りは、アブラムにとって悔い改めの祈り、自分の信仰姿勢の再確認のときだったのであろう<4>。
2.ロトの解決法<10~11>。ロトは、これまでずっと、アブラムと行動を共にしていたのであるから、アブラムから信仰の感化を受けていたはずである。しかし、ロトの霊的感性は鈍かった。主に頼るのではなく、自分の判断に頼るというのが、ロトの関心事であったようだ。それが「目を上げて‥‥見渡すと」<10>というところに表れている。興味深いことに、この表現は、主がアブラムに仰せられたことばにもある<14>。しかし、同じ「目を上げて見渡す」のも、自分がしようとしていること(自分がしたいこと)を探るためにするのと、神がなさろうとしていること(神がさせたいこと)を探るためにするのとでは、天と地の差がある。そのために大切なことは、行く先々で主に祭壇を築く(祈り)姿勢がアブラムにあった(自分勝手に行動したエジプトではなかった)ことである<12:7~8、13:4、18>。
by ybible63
| 2014-08-28 10:09
| ★礼拝説教要約