2014年 02月 04日
1月26日説教要旨 |
再び“福音”と言えば<ローマ1:8~17>
牧師 鳥居 完次
パウロは、「福音を恥とは思いません」と言えるほど福音の素晴らしさを受けとめていた。今日の箇所はその理由の概要説明であり、『ローマ書』における福音内容の骨組みでもある。
1.福音は、それを信じるすべての人にとって救いを得させる神の力である<16>。この力は、罪に打ち勝つ力のことでもある。しかし、身に装着するサイボーグ型ロボットのようなものではない。救い主キリストを信じる信仰によって、新しくされた良心の中心にキリストご自身が生きておられるのである<ガラテヤ2:20>。私のうちに生きておられるキリストの思いが働いて志を立てさせてくださり、神ご自身が神に喜ばれる良い行いをさせてくださるのである<ピリピ2:13>。これが、神がよしとされる神と人との姿、関係・神の義である。
2.福音のうちには神の義が啓示されていて、その義は信仰に始まり信仰に進ませる<17>。本来、神の義と私たちの義は重なっていたはずだが、罪よって義がずれた。故に、人はみな自分自らが確立した義を登場させた。しかし、それは人間の側から築き上げられる義であって、神の義には絶対に届かない。故に、神ご自身が用意してくださった救い主イエス・キリストを信じる(受け入れる)ことによって与えられる義(神の義)が示されたのである<3:20~22>。これこそ、旧約から新約に貫かれている「信仰によって義と認められた人は生きる」と記されている約束が、確かにイエス・キリストによって実現した神の福音である。パウロは、この福音に生かされれば生かされるほど、主キリストの働きによって何よりも神ご自身に栄光と誉れがささげられるべきことを、はっきりと自覚していた<11:36、16:27>。
牧師 鳥居 完次
パウロは、「福音を恥とは思いません」と言えるほど福音の素晴らしさを受けとめていた。今日の箇所はその理由の概要説明であり、『ローマ書』における福音内容の骨組みでもある。
1.福音は、それを信じるすべての人にとって救いを得させる神の力である<16>。この力は、罪に打ち勝つ力のことでもある。しかし、身に装着するサイボーグ型ロボットのようなものではない。救い主キリストを信じる信仰によって、新しくされた良心の中心にキリストご自身が生きておられるのである<ガラテヤ2:20>。私のうちに生きておられるキリストの思いが働いて志を立てさせてくださり、神ご自身が神に喜ばれる良い行いをさせてくださるのである<ピリピ2:13>。これが、神がよしとされる神と人との姿、関係・神の義である。
2.福音のうちには神の義が啓示されていて、その義は信仰に始まり信仰に進ませる<17>。本来、神の義と私たちの義は重なっていたはずだが、罪よって義がずれた。故に、人はみな自分自らが確立した義を登場させた。しかし、それは人間の側から築き上げられる義であって、神の義には絶対に届かない。故に、神ご自身が用意してくださった救い主イエス・キリストを信じる(受け入れる)ことによって与えられる義(神の義)が示されたのである<3:20~22>。これこそ、旧約から新約に貫かれている「信仰によって義と認められた人は生きる」と記されている約束が、確かにイエス・キリストによって実現した神の福音である。パウロは、この福音に生かされれば生かされるほど、主キリストの働きによって何よりも神ご自身に栄光と誉れがささげられるべきことを、はっきりと自覚していた<11:36、16:27>。
by ybible63
| 2014-02-04 08:30
| ★礼拝説教要約