2012年 11月 07日
10月28日説教要旨 |
御使いにまさる御子 <ヘブル1:4~14>
牧師 鳥居 完次
この手紙はユダヤ人キリスト者に宛てて書かれたものである。1章では、御子(イエス・キリスト)と御使いとの比較で、御子が御使いにはるかに勝っていることが記されている。
1.御子(イエス・キリスト)は創造者であられるが、御使いは被造物に過ぎない。では、この御使いはいつ、どの段階で造られたのか。天地創造の第一日目のしかもその早いうちに創造されたと考えられる。神が天地を創造され地の基が据えられたとき、その定礎の完成をまず賛美したのは御使いたちであった<ヨブ38:7>。ということは、神がこの御使いたちを天地創造の第一日目の早い段階に創造されていたと推察できる。いずれにしても、御子(イエス・キリスト)はすべての造り主であり、御使いはその被造物に過ぎないのである<10>。
2.御子(イエス・キリスト)は統治者であられるが、御使いは仕える者に過ぎない<13~14>。確かに、御子は贖いのわざを完成された方であるが、同時に、全宇宙を治める権威をもっておられることが「わたし(神)の右の座に着く」<13>という表現からわかる。しかし、それに対して御使いは「仕える霊として(造られ)遣わされた」<14>とはっきり記されている。それ故に、たとえ旧約に登場する御使いの姿に魅力を感じたとしても、御使いに礼拝をささげたり祈ったりしてはならない。即ち、天地万物の創造者であり統治者である御子(イエス・キリスト)の座を、被造物である御使いに明け渡すことは絶対にしてはならないのである。何よりも御使いは御子(イエス・キリスト)のみわざをほめたたえている。それ故に、私たちも御使いの賛美の声に合わせて、心から主の御名を賛美する者でありたい。
牧師 鳥居 完次
この手紙はユダヤ人キリスト者に宛てて書かれたものである。1章では、御子(イエス・キリスト)と御使いとの比較で、御子が御使いにはるかに勝っていることが記されている。
1.御子(イエス・キリスト)は創造者であられるが、御使いは被造物に過ぎない。では、この御使いはいつ、どの段階で造られたのか。天地創造の第一日目のしかもその早いうちに創造されたと考えられる。神が天地を創造され地の基が据えられたとき、その定礎の完成をまず賛美したのは御使いたちであった<ヨブ38:7>。ということは、神がこの御使いたちを天地創造の第一日目の早い段階に創造されていたと推察できる。いずれにしても、御子(イエス・キリスト)はすべての造り主であり、御使いはその被造物に過ぎないのである<10>。
2.御子(イエス・キリスト)は統治者であられるが、御使いは仕える者に過ぎない<13~14>。確かに、御子は贖いのわざを完成された方であるが、同時に、全宇宙を治める権威をもっておられることが「わたし(神)の右の座に着く」<13>という表現からわかる。しかし、それに対して御使いは「仕える霊として(造られ)遣わされた」<14>とはっきり記されている。それ故に、たとえ旧約に登場する御使いの姿に魅力を感じたとしても、御使いに礼拝をささげたり祈ったりしてはならない。即ち、天地万物の創造者であり統治者である御子(イエス・キリスト)の座を、被造物である御使いに明け渡すことは絶対にしてはならないのである。何よりも御使いは御子(イエス・キリスト)のみわざをほめたたえている。それ故に、私たちも御使いの賛美の声に合わせて、心から主の御名を賛美する者でありたい。
by ybible63
| 2012-11-07 09:10
| ★礼拝説教要約