2012年 08月 16日
8月5日説教 |
「繰り返される失敗からの解放」(創世記12章10~20節)
牧師 紺野真和
アブラハム家族はカナンの地に飢饉が起こった時、エジプトに逃れることにした。その時、彼はエジプトの王が妻を奪うために自分を殺すのではないかと考え恐れ妻を妹であると偽る罪を犯した。
しかし残念なことにアブラハムはゲラルの王アビメレクを恐れた時も同じ失敗を繰り返している(創20:1,2)。 そしてその失敗はアブラハムの愛する子イサクにも引き継がれている(創26:6,7)。
なぜアブラハムやイサクはこの失敗を後世に伝えているのか。それは失敗が繰り返されていかないようにとの後の人々への教訓のためである。そして失敗が繰り返されていく時にそれは愛する子供にも影響を及ぼすようになるとの警告のためである。
アブラハムはどうして同じ失敗を繰り返したのか。それは彼が最初の失敗から学ばなかったからである。
それでは失敗から学ぶとはどういうことか。次は失敗しないように決意することではないだろう。
おそらく信仰者は何度もそのような決意をしたけれども、失敗を繰り返してきたという苦い経験があるだろう。失敗から学ぶということは自らの罪の失敗としっかりと向き合うことである。それも自分の罪の深さ、自分の弱さの二つの点で向き合うことが大切である。
アブラハムは罪の失敗を犯した時に、偽りの罪の背後にある自分が守られれば妻がどうなってもかまわないというひどい自己中心の罪の原理に目を向けていく必要があった。
またアブラハムは自分に危機が迫る時、神様の御前に静まるのではなく自己保身にいたる傾向があるという弱さを受けとめる必要があった。人は弱さを受け止めない時、あるいは漠然としか受け止めない時、罪の誘惑に対して非常にもろい。
健全な信仰とは失敗から学ぶ信仰である。罪の失敗から学び成長する者とさせていただこう。
牧師 紺野真和
アブラハム家族はカナンの地に飢饉が起こった時、エジプトに逃れることにした。その時、彼はエジプトの王が妻を奪うために自分を殺すのではないかと考え恐れ妻を妹であると偽る罪を犯した。
しかし残念なことにアブラハムはゲラルの王アビメレクを恐れた時も同じ失敗を繰り返している(創20:1,2)。 そしてその失敗はアブラハムの愛する子イサクにも引き継がれている(創26:6,7)。
なぜアブラハムやイサクはこの失敗を後世に伝えているのか。それは失敗が繰り返されていかないようにとの後の人々への教訓のためである。そして失敗が繰り返されていく時にそれは愛する子供にも影響を及ぼすようになるとの警告のためである。
アブラハムはどうして同じ失敗を繰り返したのか。それは彼が最初の失敗から学ばなかったからである。
それでは失敗から学ぶとはどういうことか。次は失敗しないように決意することではないだろう。
おそらく信仰者は何度もそのような決意をしたけれども、失敗を繰り返してきたという苦い経験があるだろう。失敗から学ぶということは自らの罪の失敗としっかりと向き合うことである。それも自分の罪の深さ、自分の弱さの二つの点で向き合うことが大切である。
アブラハムは罪の失敗を犯した時に、偽りの罪の背後にある自分が守られれば妻がどうなってもかまわないというひどい自己中心の罪の原理に目を向けていく必要があった。
またアブラハムは自分に危機が迫る時、神様の御前に静まるのではなく自己保身にいたる傾向があるという弱さを受けとめる必要があった。人は弱さを受け止めない時、あるいは漠然としか受け止めない時、罪の誘惑に対して非常にもろい。
健全な信仰とは失敗から学ぶ信仰である。罪の失敗から学び成長する者とさせていただこう。
by ybible63
| 2012-08-16 09:40
| ★礼拝説教要約