立ち止まって点検する時

　　　「あなたがたは、信仰に立っているかどうか、自分自身を
　　　　ためし、また吟味しなさい。」　　Ⅱコリント１３章５節
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　東日本大震災の影響でこれから日本は変わっていくことでしょう。原子力に代わる代替エネルギーが求められています。しかし原子力ほどのエネルギーを得ることはできないでしょう。また電力不足により、家庭では冷暖房、照明、テレビ等の節電が求められ、企業ではこの夏休暇を長くしたり、サマータイムが導入されようとしています。この震災を通して日本はこれまでの便利さ、快適さ、生産性をひたすら追求した生き方の見直しを迫られています。
　さて私は、今、私たちクリスチャンも自分の信仰生活のあり方を点検してみる時ではないかと思います。パウロはコリントのクリスチャン達に上記の御言葉を語り、彼らは自分自身を点検しました。私たちも立ち止まり、自分自身の信仰者としての歩みを調べ吟味する必要があるでしょう。しかし自己点検が必要だと語る私自身、７年前にダウンするまではしたことがありませんでした。それは、何かひどいずれや、大きな霊的病が見つかってしまうのではないかと思い恐ろしかったからです。また具体的にどのように点検したらよいのか分らなかったからです。しかし内面において成長していくためには立ち止まって吟味することは欠かすことのできないものでした。教会ではこれから３年間、特に内面の成長に重点を置きますが、その中で自分自身を点検していく歩みもしていきます。　勇気をもって自分自身を見つめ吟味し、共に成長していきましょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　牧師　紺野　真和